◆国産・日本ワイン特集:国産原料確保が課題 戦略見直し急務
2025.06.09
国産ブドウだけで造る日本ワインの原料不足が続き、先行きが見通しにくくなっている。原料ブドウ高騰に伴い販売価格が上昇し、消費者の「日本ワイン離れ」が加速する恐れがある。従来の戦略を見直すなど環境変化への対応力が問われている。(岡朋弘) ●高価格シフト…続きを読む
◆麺類全体で需要上向きに 小麦価格も高値安定へ 麺類市場は、主食としての価値訴求を図ることで、新規需要の需要の獲得を目指す。乾麺、生(チルド)麺、冷凍麺など、麺類への需要が上向きになってきていることを背景に、それぞれの価値をあらためて提案していくこ…続きを読む
6月1日から職場の熱中症対策強化が義務化され、水分・塩分補給を支える食品の役割が重要度を増している。この法令改正を受けロッテやカバヤ食品は、塩タブレット商品の法人向け販売を強化する方針だ。これまで飲料や菓子業界などが取り組んできた熱中症への啓発活動も…続きを読む
調査会社・グローバルインフォメーション社のレポートによると、2025~30年にかけて世界の食品添加物市場は年平均3.8%前後で成長し、2025年の570億6300万ドルから2030年には727億1500万ドルに増加すると予測されている。特に、乳飲料を…続きを読む
2024年度(24年4月~25年3月)のヨーグルトと乳酸菌飲料の市場は引き続き伸長軌道にあるものの、節約志向の高まりを反映した消費性向で、購買内容に変化がみられている。ヨーグルトでは、大容量プレーンや連物ソフトが好調に推移。機能性アイテムは上期苦戦し…続きを読む
即席麺市場は堅調に推移している。日本即席食品工業協会の24年4~12月即席麺総需要によると、数量・金額ともに伸長。22年から2年連続で価格改定を行ったが、他の食品に比べて大きな影響が出ていないようだ。一方、物価高やコメ価格高騰により、節約志向が高まっ…続きを読む
スナックメーカー各社は、市場規模のさらなる拡大に向けた生産体制強化を加速させている。スナック菓子市場の24年度の売上げは、小売ベースで過去最高の5800億円を突破し、6000億円も射程圏内だ。今後も食事代替やインバウンドの影響で需要増が見込まれる中、…続きを読む
全国包装米飯協会は、無菌包装米飯とレトルト米飯を合わせたパックごはんの24年の生産量が23万0962tで前年から10.9%増の2桁伸長だったことを発表した。同協会が22日に東京都内で開催した定時総会で示したもの。日常的な利用方法が浸透してきたことや、…続きを読む
醤油の輸出増が加速している。23年に輸出金額で初めて100億円を超え、前年比2桁増となって付加価値化。高止まりしていた数量は24年から2桁増に転じ、25年も勢いを保つ。約1200の中小企業からなる全国醤油工業協同組合連合会(全醤工連)は支援体制を整え…続きを読む
森永乳業の2024年度連結決算は増収営業増益を達成し、25年度からスタートする4ヵ年の新中期経営計画へ勢いづける業績となった。国内事業での販売促進費効率化や、海外事業の反転攻勢が奏功した。迎える25年度は、新たな中期経営計画の下、投下資本に対する社内…続きを読む
ミネラルウオーター市場が5000億円まで間近に迫っている。日本ミネラルウォーター協会によると24年の同市場(輸入含む)は、金額ベースで4905億8000万円(前年比13.1%増)と4000億円を突破した23年を上回って成長。生産量は初めて500万KL…続きを読む